VTブログ

1人の飼い主さんとの出会い

動物病院に勤めて3年経ったある日。

私はある一人の飼い主様から待合室で声をかけられました。
「うちの子、目が白く濁ってきちゃった…。」

その時の悲しげな声や、表情を見て、私は何と言ってあげたら良いか。

すぐに返す言葉が見つかりませんでした。
「目が見えなくなる」恐怖心、飼い主さんのショックは、計り知れないものだと思います。
それ以来、視力が低下した動物とどのようにして付き合っていけば良いのか、

恐怖心やストレスはどう軽減させてあげられるか。

不安や悲しみの中にいる飼い主さんになんと言ってあげるべきか、
反対に、関心のない飼い主さんには、今の状況をどう伝えていけば良いのか。
一人の飼い主さんとの出会いがきっかけで、私の目線から、かけてあげられる言葉を、日々考えるようになりました。

しかし、自分一人では基本的なことしか知ることができません。

飼い主様や動物が、私の知らなかった世界を教えてくれて、そこで初めて気が付くことがあるのだと感じながら、毎日を過ごしています。

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