平成26年度の環境省調べによると、国内の愛護センターなどが引き取った犬の数はなんと53,173頭。
そのうちの15%は飼い主自ら引き渡しに来られたそうです。
以前ご縁があり見学に伺った、熊本県にある「ハローアニマルくまもと市」。
こちらは、獣医師を始め、動物看護師やトリマー、トレーナーも勤務しています。
そこに勤務する看護師さんは私と同じ世代の方。動物に対する愛情と飼い主さんの責任を切実と語って下さいました。
譲渡に向けて熱心に活動している方たちがいる一方で、ここに預ければ良いと安易に連れて来る人のバランスが、大きく崩れています。
譲渡のためにどれだけの労力やお金がかかっているか。
まずは「飼えない」の後に「相談」という選択肢が身近になればと願っています。