数年前、看護師リーダーに任命されたとき。
患者さんの為に、病院の為に、リーダーシップをとって貢献できるのか。
考えればきりが無いほど不安だらけでしたが、
自分一人で突っ走ってはチームワークも乱れてしまいます。
まずは「どんなリーダーになりたいか」を考えました。
働きやすい環境とは何か、信頼関係は築けているか。
もちろん業務の内容も大切ですが、
常に周りのスタッフに寄り添い、悩み、要望、色んな話に耳を傾けます。
ある書籍の中に
「リーダーに大切なのは素質よりも、周りを支えて行くという熱意と責任感」
と書かれていました。
当初は、私がリーダーなんて大丈夫かなぁ・・と、
見えない未来に自信を持てないでいましたが、
病院、周りのスタッフを思う気持ちと責任感は誰にも負けない自信がありました。
リーダーの経験を経て学んだことのうちの2つが
・自分の評価は自分自身ではなく、周囲から得るという事。
・周りのスタッフの協力があってこそ、リーダーの仕事は成り立つのだということ。
その協力を得るために、自ら周りの声と心に耳を傾ける姿勢、そしてどんな評価の内容であっても、自分の姿と向き合う姿勢は自分を成長させる上で非常に重要で貴重な事なんだと実感しました。
参考になった書籍の中で一番始めに呼んだものがこちらの「チームリーダーの仕事のルール」。
人数も多くなると、目的を合わせることは簡単なようでとても難しいことです。
協調性を育む事は「仕事の効率化」や「情報の共有」へと繋がり、結果的に
仕事のミスを防ぐことにも繋がっていきます。
このような身近な内容が取り上げられています。
全てを取り入れる必要はありませんが、この本の中に1つでも参考になることがあれば
ぜひ明日から取り入れてみて下さい。
当初、私が辿り着いた先は「少しでも飼い主さんと動物たちが居心地が良いと感じる環境を作りたい。」
皆の中にあった想いを、この先も全員がその気持ちを持ち続けられるような環境づくりをしていきたい。
そう考えながら一歩ずつ進んでいた頃の自分が懐かしく感じます。
当時を振り返り、今の私にとって1つの大きな課題となっていること。
それは、ただ優しいだけでは勤まらない「優しさの力加減」。
今は自分らしさを引出しながら、その力加減を意識して向き合うことが
日々の課題となっています。