後輩に何から教えてあげよう…
リーダーとして何からすべきか…
などと言った、上司ならではの不安を感じているご相談を、春の季節にはより多く、頂きます。
仕事を教えてあげることも大切ですが、その前に、まずは信頼関係を築くことがとても重要です。
新入社員さんは、誰もが経験があるように、極度の緊張感に襲われて出社しているはず。
当時の心境を思い出してみると、もうあの緊張感は味わいたくないなぁなんて思ってしまいます。
①相手に関心を持って接する気持ちが、距離を近づけ、信頼にも繋がっていきます。
本人自らが聞く姿勢もとても大切ですが、個人の価値観はさて置き、
後輩が悩みを抱え込んだり、あるいは聞きづらいからといって確認を怠ってしまわないよう、相談しやすい環境作りと、看護師全体でサポートできる体制を整えることが大切です。
そこで、信頼関係を築くためのポイントの1つ「話の聴き方」
聴くという字には、耳、目、心という意味が含まれています。
ただ聞くのではなく、最後まで相手の話に耳を傾け、視線、仕草や行動にも注意を払い、そして、相手の言葉の背景にある感情を受け止めること。
これを、「傾聴」と呼びます。
共感的な姿勢で。
自分の意見を押し付けない。
急がず、焦らず、良い関係作りは信頼関係から!
信頼関係を築いた先に、教育が待っています。
まずは相手を知る努力をした上で、相手に合った教育方針を考えると良いのではないでしょうか。