「動物看護師さん自身のグリーフを癒す会」

プロフェッショナルグリーフ、という言葉があります。

グリーフ、という言葉を聞くと、きっと私たち動物看護師は飼い主さんの姿をイメージするかもしれません。
しかし、このグリーフは、動物看護師自身にも、とても身近なことなのです。

 

プロフェッショナルグリーフとは、職業柄起こるグリーフのこと。
大切な人を失った時の深い悲しみ、喪失感により気持ちが不安定になったり、不調をきたすことをグリーフと言いますが、看護師や介護士、医者、獣医師、そして動物看護師など、死と関わることの多い職業に携わる人に使われる言葉として、プロフェッショナルグリーフという言葉があります。

 

私は日々、動物病院で仕事をしていて、改めて命の尊さ、重さ、素晴らしさを感じています。

臨床の場において、以前から心の中に秘めていた想い。

それは、動物看護師という職業は、日々、生と死と向き合う中で、気づかないうちにそれがストレスとなり、心の中に重くのしかかっていく、ということ。

私自身も、過去に担当していた子が亡くなった時、辛い体験をしました。

 

命との向き合い方を知ることは、仕事を続ける上でとても大切なことですが、

決まった答えがある、というものでもありません

動物の数だけストーリーがあり、私たちは皆、それぞれのめがねを掛けていて、見えている世界は異なります。

プロフェッショナルグリーフを知ることから

まずはこの言葉を知る事が大切です。

そして、自分自身に当てはめて考えること。

私の場合の、自分へのグリーフケアは、

1人の時間を作り、動物たちの死と直面したその状況を、心の中で振り返り、目を閉じて、ゆっくり考えてみます。

もちろん、向き合える時になったら、です。

時間を作り、ゆっくり振り返ることで、私がその時抱いた心の声に、耳を傾けます。

あの時の、悲しみ、良かったと思えること、後悔、ご家族の姿、動物の姿、自分の対応、周りの状況など。

心のタイムマシンで過去に遡り、ゆっくり思い出します。

そして、そこから私は何を得たのかを考えます。

私は動物看護師として、これまで沢山の動物たちから、命の数だけ学びを得てきました。

その学びを未来に活かすことが、私の仕事における原動力でもあります。

 

自分なりの受け止め方を知っておくことで、自分自身を守ることも出来れば、糧にもなっています。

自分へのケアが出来なかった過去。

先ほど触れた、担当していた子の死を目の当たりにした時のこと。
あの後、しばらくの間、私はペットロスだったのだと、後になって気がつきました。

自分自身の経験から、私は、プロフェッショナルグリーフという言葉を広めたく、

新たな活動をスタートしました。

 

いつか誰かの仰っていた言葉に、こんな言葉があります。

死は二回訪れる。

1度目は、命がなくなった時。
2度目は、誰からの記憶からも消えた時。

 

私たちが飼い主さんから、亡くなられた子の思い出話を聞く事で、飼い主さんの心を癒していることと同じく、
日頃の動物看護師さんたちの悲しみや想いを受け止めてあげたいなと、思っています。

それは、動物看護師である私達にとって、心の負担を減らす、救いにもなると信じて。

 

「動物看護師さん自身のグリーフを癒す会」

 

動物看護師さん自身のグリーフを癒す会」は、

自分自身のグリーフに目を向けることで、知らず知らずのうちに積み重なる心の負担を癒すための場を作ることが目的です。

患者さんの死と向き合う中で、日々皆様が抱えられている想いを、動物看護師同士で、分かち合う会です。

 

日頃の業務に追われ、自分の気持ちと向き合う余裕がない方。

また、責任感から、悲しまないようにと、無理やり自分の感情に逆らい、患者さんの死と向き合っている看護師さんもいらっしゃるのではと感じ、そんな看護師さんたちが、心の中に留めたままの想いを口に出せる場所の必要性を感じ、この会を企画しました。

仕事の中で辛かったことを聴いてもらいたい方、患者さんの死との向き合い方を見つけたい方、自分自身のグリーフケアの方法を見つけたい方に、ぜひ、ご参加いただきたいと思います。

 

・人数 6名 (3名以上で開催)

・場所

偶数月は新宿、渋谷周辺

奇数月はオンライン開催

(お申し込み時のメールアドレスへ詳細をお送りします。)

・日時 毎月第3月曜日 13時~14時半(30分間は交流会の予定です)

・対象者 動物看護師として働く方、働いていた方

・参加費 ¥1300

・お申し込み方法

a.n.vtlink@gmail.com 宛に、以下をコピーペーストしてご入力の上、ご送信ください

➀動物看護師のグリーフを癒す会参加希望

②参加月 ( )月 ※3か月先までご予約可能

③名前

④動物看護師歴

⑤参加動機

⑥ご連絡がつくメールアドレス

 

・会の内容

職業柄、日々飼い主さんと動物たちとの関わりの中で訪れている、看護師自身のグリーフ。

 

「看護師だから」と、悲しい気持ちを堪え、無理をして感情に蓋をしてはいませんか?

「動物看護師自身のグリーフを癒す会」は、

日々飼い主さんや動物たちとの関わりの中で、皆さんの抱えられている想いを、動物看護師同士で語り合う会です。

 

〈会の進め方〉

 

  • 自己紹介

・呼んで欲しい名前

・何故この仕事についたのか ・仕事の中で嬉しかったこと、楽しかったことのエピソード

 

  • 語り合いの時間

日々のお仕事の中で辛いこと、辛かったことなど、お話したいことだけをお話しください。 もちろん無理してお話しせず、聴くだけでも構いません。

 

例えば

・亡くなられた患者さんとの思い出話

・辛かったグリーフ体験

・患者さんや、飼い主さんとの関わりの中でうまくいかなかったこと など

 

  • お約束

 

・安心して語っていただけるよう、お話しくださった内容をご本人の許可なく外部へ発信することはありません。 この場で知り得た情報は、この場限りのことにしましょう。

・一人一人に個々の感じ方、想いがあります。 悲しみの比べ合いはせずに、お互いの言葉を受け止めましょう。

・批判やアドバイスではなく、労いや応援の言葉に変えて、メッセージを伝え合いましょう。

・参加者の皆様が安心してお話をしていただけるように、私がファシリテーターとなり、会を進めて参ります。

この場が、安心安全な空間となるように、皆様と一緒に会を作りたいと思います。

 

<主催>

動物看護師コミュニティVT-Link

仲地亜由美